卓球大好き!

3年教育学部の加藤薫平です!今回は現役生活で最も印章的だった試合について語りたいと思います。長くなりますが、引退ブログなので許してください🙏

嬉しすぎて泣いた試合

その試合とはズバリ、2023年5月21日、春リーグ3部最終試合、対城西戦です。私はこの試合2番シングルスで出場し、3-0で勝利することができました。ベンチに戻った時には色々な思いが込み上げてきて、人目も憚らず泣いて喜んだことを今でも鮮明に覚えています。「なんだ、たった1勝したくらいで大袈裟な」と思われるかもしれませんが、私にとっては何より嬉しい1勝でした。というのも、これが最初で最後のリーグ戦だと覚悟して臨んでいたからなんです。

うれしそうですね。

レギュラー争い

 私は春リーグのレギュラー8人になれるかどうか、4月の時点ではかなり怪しい状況でした。部内戦順位も下から2番目でしたし、何より同期、後輩が強い。その上私は教育実習が9月に控え、秋リーグには出れない。となると春リーグでレギュラーに選ばれなければ、1年からの目標であるリーグ戦1勝はおろか、そのまま1回もリーグ戦に出られないまま引退となってしまう状況でした。 

 2年後期に腐りきっていた私でしたが、苦手なバックハンドを捨て、すべてのボールをフォアハンドでぶち抜くプレースタイルを磨いた結果、3年になって迎えた部内戦ではレギュラー圏内(確か6位?)まで順位を上げることができました。しかし、まだこの時点ではレギュラーが確定しておらず、直前の練習試合でも団体メンバーには選ばれませんでした。レギュラー争いにおいてライバル視していたA野君、M岡君、E本君、M木さんたちの対外戦績と自分を比べつつ、主将、監督にアピールをし続けた結果、無事レギュラーメンバーに選ばれ、胸をなでおろしたことを覚えています。

この場に立てたことがまず喜びでした。

待ちに待ったリーグ戦本番

 晴れてリーグに出られることになった私ですが、出場機会はそんなに多くありません。常に出る5人はほぼ決まっており、シングルス1枠を残りの3人で埋める形でした。

 私は東経戦、東大戦、城西戦の出場メンバーに選ばれ、うち東経戦と城西戦でプレーすることができました。どうあがいても緊張するため、まずはつかみ取ったこの機会を存分に楽しむこと、自分に自信をもって戦うことを大切に試合に臨みました。

 東経戦は0-3負けでしたが思い切りプレーすることができ、迎えた城西戦。正直試合に入った瞬間は「悔いの残らないようにプレーしよう」程度だったのですが、第1セットを運よくとることができ、「勝つならこのチャンスしかない」と気持ちを入れ直し、第2セットもとることができました。どちらのセットも先にセットポイントを取られてからの逆転だったのでよくとったと自分でも思います。第3セットはなんでも入るような、ゾーンのような状態となりなんと3-0で勝利することができたのでした

 試合を終えベンチに戻り監督やメンバー、OBさんとフィスト・バンプ(ハイタッチ的な奴)をする中でこみ上げるものがあり、今までの苦悩、努力が報われる瞬間でした。あの張り詰めたような空気感、程よい緊張と高揚感の中、応援してくれるメンバーやOBOGさんと共に大声で叫びプレーするのは、何とも言い難い格別な体験でした。おそらくもう二度とあそこまで真剣に試合することも、緊張することもないでしょう。それだけ大学卓球におけるリーグ戦は特別なものでした。

爆発💥

おわりに

 たった1試合勝っただけ、されどその1勝は私にとって、今までのどの試合よりも思い出深い1勝です。こんなにも本気で卓球に取り組めたこと、これは埼玉大学卓球部の仲間、応援していただいたOBOGの皆様のおかげに他ならず、感謝してもしきれません。また同期の仲間には特別感謝しています。互いに競い合い高めあえたこと、濃い大学生活を過ごせたことは疑いようがありません。まだまだよろしくね😄現役で頑張っている同期2人には、ぜひ来年のリーグで活躍してほしい。応援しています。

同期の男子5人!毎年旅行に行きます!

引退ブログということで長々と語ってしまいました。お許しください。3年間ありがとうございました。